作品名:鴨川市 大山千枚田
説 明:Photscape cif アニメで作成
◎ 鴨川大山千枚田 千葉県指定名勝
起伏が多く、平坦な土地が少ない房洲半島南部の山間部では、山の斜面を開墾し、地形を巧みに利用して棚田が盛んに造成されました。県内最高峰の愛宕山(標高408m)から北西約2kmに位置する「鴨川大山千枚田」では、標高90~150mの斜面に大小様々な370枚あまりの水田が、東西約600m、南北約150mの範囲に連なっています。
その規模と景観は、市内に残る棚田の中でも最もよく保存されています。
その規模と景観は、市内に残る棚田の中でも最もよく保存されています。
この大山地区を含め、嶺岡山系周辺は全国有数の地すべり地帯ですが、その結果として形成された地すべり地形の斜面に、最小限の手を加え水田として利用することが長年にわたり続けられてきました。そのため、畦は石積みではなく土坡、水利は全て天水を用いるなど、今日に至るまで原初的な棚田の状態が保持されているのが、この「鴨川大山千枚田」の大きな特徴です。
平成11年には、農林水産省の「日本の棚田百選」に認定され、その中でも東京に最も近い棚田と位置づけられています。